サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(35)が23日、都内で現役引退会見を行った。

黒いTシャツに、黒いスーツを羽織り、英語で、自ら黒いDAZNの大きなロゴの入ったマイクを握って話しだした。

15分ほど話し終わると「自分が日本に来た理由」だとし、自身が主役の引退会見にもかかわらず、クラブの竹原社長を壇上に招いた。どこまでもナイスガイは「マドリードまで足を運んでもらい、それを理由にサガン鳥栖に来ることを決めた。今後も、アドバイザーとして彼がやりたいプロジェクト、成し遂げたいことに、共に全力で取り組んでいきたい」と共闘を約束。

呼び込まれたJリーグの名物社長は「本来であれば今日は裏方ということですが、フェルナンドからぜひにと言われて隣に。泣き上戸なんですが(トーレスから)“今日はハッピーな日だ”と言われたので、ハッピーな気持ちで」とマイクを握り「世界のサッカーファミリーに8月23日の神戸戦をしっかり見てほしいという思いがある。未来はこれからもフェルナンドとともにある」と話した。