チーム得点王が帰ってきた。恥骨周辺の痛みで離脱していたコンサドーレ札幌のFWアンデルソン・ロペス(25)が27日、札幌・宮の沢での全体練習に復帰した。

約3週間ぶりにピッチで思い切り体を動かし、「かなり良くなった。(状態は)100%と言ってもいいと思う」と明るい表情だった。

7月20日のホーム湘南戦後に痛め、3日のアウェー広島戦は途中出場で15分間プレー。その後は別メニューが続いた。「最初はあんまり心配してなかったけど痛みがなくならなかったね」。真夏の太陽のもとで汗を流すメンバーを横目に、室内で地道なリハビリをこなした。「グラウンドで貢献したいもどかしさがあった」。早く試合がしたくてうずうずしている様子だった。

31日の神戸戦で4戦ぶりとなる公式戦復帰を目指す。戦列を離れている間、チームは17日清水戦で8得点を奪うゴールラッシュがあった。「自分たちのやり方を貫き通していると思う」と冷静に受け止めているが、前線の位置争いには「食い込んで自分の枠を確保できるようにやっていきたい」。3戦連続で得点している攻撃陣にさらに厚みが増す。【西塚祐司】