横浜F・マリノスは試合前日の8月30日に発表された日本代表メンバーの活躍も光り、ガンバ大阪に3-1で勝利した。

攻撃では北米遠征に臨むU-22日本代表メンバーに選ばれたFW遠藤渓太が2-1で迎えた後半33分に相手を突き放す3点目を決めた。この日は今夏加入のFWマテウスに先発の座を譲り「ポジションを取り返すために何をすべきかを考えながら試合を見ていた」と悔しさを胸に秘めていた。すると、そのマテウスが前半途中に負傷し、同45分から交代でピッチへ。「結果で示そうと思っていた」とボールを持てば積極的に仕掛け、後半33分の得点につなげた。

今夏、チームは外国人選手を中心に前線の選手を補強し、この日、右FWに入ったエリキも新戦力。負傷離脱中ながら前線にはFWエジガル・ジュニオもいる。そんな中で前節の2得点に続く2戦連発で指揮官にアピールした。遠藤は「絶対に決めるという気持ちがゴールにつながっている。マテウスの存在は発奮材料になるし、しっかりとそれを示しながら試合に出られるようにしていきたい」と力を込めた。

守備では日本代表DF畠中槙之輔が体を張った守備で追いすがるG大阪攻撃陣を食い止めた。後半22分に1点を返されて2-1となってからは劣勢の時間が続き「行ったり来たりのゲームになりましたが、(CBでコンビを組む)チアゴらと守ってなんとか勝ちに持ち込めた。勝ち切れてよかった」と胸をなで下ろした。遠藤と同じくU-22代表に選ばれたMF渡辺皓太も後半34分から出場して勝利に貢献。チームは2連勝で首位FC東京との勝ち点7差をしっかりとキープし、逆転優勝への望みもつないだ。