急性白血病から今季復帰したアルビレックス新潟のDF早川史哉(25)が鹿児島ユナイテッドFC戦でスタメンに名を連ねた。

16年3月27日のナビスコ杯(現ルヴァン杯)1次リーグ鳥栖戦以来、1287日ぶりの公式戦出場になる。早川は16年4月に急性白血病を発症。その後、治療に専念するため17年1月から選手契約を一時凍結されていたが、今年1月に選手登録。第28節岡山戦(8月17日)で3年4カ月ぶりにベンチ入りを果たしていた。

◆早川の闘病経過 

▼16年 2月J1開幕の湘南戦に先発出場もその後、体調不良を訴える。4月名古屋戦後にリンパ節の腫れが確認され、精密検査の結果、急性白血病と診断された。本格的な治療に入り、11月に骨髄移植手術を受けた。

▼17年 1月、治療専念のため選手契約を一時凍結した。

▼18年 4月から下部組織のU-18の練習に参加し始めた。7月には新潟元主将・本間勲の引退試合出場。8月にはトップチームの練習に合流、10月からは練習試合に出場も。11月12日にクラブは契約凍結解除を発表。

▼19年 1月、新潟は早川との契約を更新した。8月17日岡山戦で3年4カ月ぶりにベンチ入り。

◆早川史哉(はやかわ・ふみや)1994年(平6)1月12日生まれ、新潟市出身。小針中では新潟ジュニアユース、開志学園では新潟ユースに所属。U-15から各年代の日本代表に選出された。11年U-17W杯では5試合で3得点を決め8強入りに貢献。筑波大では主将を務めた。16年新潟に入団。170センチ、68キロ。背番号28。