【広州(中国)23日=木下淳】浦和レッズが2大会ぶりの決勝に駒を進めた。広州恒大(中国)相手に後半5分、FW興梠慎三(33)が決勝ヘッドを決めて1-0で勝利。ホームでの第1戦と合わせて3-0で準決勝を突破した。

試合後の会見には大槻毅監督(46)とプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた興梠が出席。前日の公式会見と同じ顔触れになり、指揮官は「ファイナルに進むことができて非常にうれしい。昨日ここで試合前の会見を(興梠)慎三と2人でやって、またここに2人で来られたことが非常に喜ばしい」と率直に話した。

3万9999人で埋まったスタジアムには、日本から来た約700人の浦和サポーターが。大槻監督は「本当にたくさんの方々が来てくれて、支えてくれて、我々を高みに押し上げてくれた。選手の動きも誇りに思うし、次も勝つために、また努力していきたい」と感謝と決勝への抱負を口にした。

続いて興梠が「自分が(鹿島アントラーズから)浦和に来て、3回目のこのスタジアムでの戦いで初めて勝つことができた(過去1分け1敗)。サポーターに決勝進出をプレゼントしたかったので良かった」と喜んだ。ホームで2-0のアドバンテージがあったことにも触れ「前回2-0で今日は難しい試合になると思っていたけど、守備陣がゼロで抑えてくれた。チャンスは少なかったけど1点を取って、このスタジアムで勝てたことは自信につながった」。ACLのホームで21戦連続無敗だった天河体育中心体育場での勝利に納得した。

2試合、計180分間を通して突破のポイントになった部分を聞かれると、大槻監督は「ホームが先で、アウェイが2戦目。まずホームの後押しを受けて先勝できたこと、ゼロで抑えられたことがすべてだった。あれで広州恒大は難しいゲーム運びになった」と第1戦の大きさを強調し、興梠の決勝点について「あの時点でゲームが終わったと思った」と打ち明けた。