ジュビロ磐田MFアダイウトン(28)が節目の一戦を勝利で飾る。次節ホームFC東京戦(9日、ヤマハ)出場で、自身J1通算100試合出場を達成する。5日、磐田市内で約2時間のフルメニューを消化するなど、先発は有力。「100試合はうれしいし、光栄に思う。気持ち良く勝ち点3を取りたい」と、必勝を期した。

2年ぶりの3戦連発も視界に捉える。先月19日のサガン鳥栖戦で17戦ぶりの得点を記録。「ゴールは自分にとって大きな意味がある」。続く前節の清水エスパルス戦では決勝点を決め、チームを3戦ぶりの勝利に導いた。一時はベンチスタートが続いたブラジル人助っ人だが、終盤戦に入って調子を上げている。「結果が出ていない時にも自主練習などを続けてきた成果が出てきた」。午前中に全体練習が終わったこの日も、午後4時過ぎからランニングに励んだ。

残り4試合で、J2とのプレーオフに回る16位湘南ベルマーレを勝ち点6差で追う。対する東京は優勝争いを演じる強敵だが、ホームでは6戦負けなし(4勝2分け)と相性はいい。アダイウトンも「練習でやっていることを表現できれば、勝利の可能性が出てくる。チームの勝利を第一に考えた上で、自分がゴールを取れればいい」と、言葉に力を込めた。【前田和哉】