最下位ジュビロ磐田が土壇場で残留争いに踏みとどまった。負ければJ2降格が決まる一戦、引き分け以下でも他カードの結果次第で降格が決まっていたが、同点の後半ロスタイムにPKで勝ち越し。この試合での降格を回避した。

磐田が先制点を奪った。前半26分。右サイドのMF松本が上げたクロスをゴール前の藤川が右足のヒールで逆サイドに流し、ゴールに詰めたMFアダイウトンがニアサイドに押し込んだ。1-0で前半を折り返した。

後半は北海道コンサドーレ札幌のペースで試合が進んだ。ボールを回す時間帯が多くなり攻撃につなげた。最大のチャンスは後半43分。福森の左CKにMF深井がヘディングで合わせて同点に追い付いた。ロスタイムに突入した後半52分、磐田の荒木が自ら獲得したPKを、右足で冷静に決めて決勝点を挙げた。

磐田は勝ち点3を上積みして28とした。引き分けた16位湘南ベルマーレは32、敗れた17位松本山雅FCは30。J2の自動降格は下位2チーム。残り2試合で激しい残留争いが繰り広げられる。