ヴィッセル神戸FWダビド・ビジャ(38)が“惜別弾”で、リーグ最終戦を勝利で飾った。

1-1の後半30分に決めたPK弾が決勝点。得点ランク5位タイの13得点目を「勝利につながり喜んでいる」とかみしめた。試合後の引退セレモニー。妻と長女、次女、長男の家族から花束を贈られ、目が潤んだ。「次女が泣きながら出てきた。つられて感情的になってしまった」。これまで獲得したトロフィーを並べた中、「1つだけ空いている台がある。ここに天皇杯を残していきたい」。21日に清水との準決勝を控える天皇杯へ、感傷に浸ることなく切り替えた。

そのビジャをしのぐ大暴れは元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキだ。3月30日G大阪戦以来約8カ月ぶりの先制弾に始まり、来日初のハットトリック。PKもポドルスキが倒されて獲得した。「今日の試合は彼のためにあった。(PKをどちらが蹴るか)議論の余地もない」とビジャのゴールを喜んだ。今季はドイツに一時帰国し、耳の手術などで長期離脱と苦しんだがさすがの存在感。右足親指骨折のI(イニエスタ)は欠場も、神戸が誇る「V・P」が今季初の3連勝に導き、締めた。【実藤健一】