今季のJリーグで活躍したチームや選手を表彰する年間表彰式の「Jリーグアウォーズ」が8日に都内で開催され、15年ぶりのリーグ優勝を果たした横浜F・マリノスの日本代表FW仲川輝人(27)が自身初の最優秀選手賞(MVP)を受賞した。

仲川は今季15得点を記録。チームメートのFWマルコス・ジュニオールとともに得点王にも輝いた。5月3日の第10節アウェー広島戦ではJ1での令和初ゴールを記録するなど、印象に残る得点も決めていた。

横浜に入団する前の専大時代には右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けが。入団後も2度の期限付き移籍を経験するなど“ハマのスピードスター”の異名がつくまでの道のりは決して楽ではなかった。

7日の東京戦(日産ス)で優勝を決めた際には「最高の景色をサポーターに届けられてうれしい」と笑顔を見せていた。得点王あり、リーグ優勝あり、そしてMVPあり。さらには日本代表初招集。令和という新たな時代を迎えたJリーグ初年度で、令和のJ1初得点を決めたFWが、その名の通り「輝く人」となった。

現在は日本代表に初選出され、E-1選手権(韓国)に出場するため韓国・釜山に滞在中。アウォーズは他の日本代表選手と同様に、欠席している。