J1開幕へ照準を合わせていた横浜FCのFWカズ(三浦知良、52)が6日、宮崎キャンプでの練習を途中で切り上げた。

11対11のフルコートでの実戦練習で、1本目は最後までプレーしたが、2本目を回避し室内へと向かった。これまですべて応じてきたファンサービスもすることなく、チームとは別の車で先に宿舎へと戻った。

カズは左臀部(でんぶ)の痛みで1月中旬の1次キャンプは別メニュー調整を続けてきた。宮崎での2次キャンプの今月2日に全体練習に合流し、4日にはJ2栃木との練習試合に35分間出場。練習試合翌日もキレのある動きでフルメニューを消化し13年ぶりのJ1でのリーグ開幕へ向け、視界良好だった。

だが、この日の実戦練習の途中で足を伸ばすそぶりもあり、痛みが再発した可能性もある。また、MF中村俊輔もこの日は練習場に姿を見せず、宿舎で別メニューで調整した。8日にはJ2福岡との練習試合が予定されているが、7日の状態次第では、練習試合を見送ることになりそうだ。