京都・亀岡市に新設されたサンガスタジアムで、お披露目となるプレシーズンマッチが開催され、J2京都サンガFCのMF庄司悦大(30)が、新本拠地でチーム初ゴールを挙げた。

周囲の山々に雪が積もり、ピッチにも雪が舞い散るほど、極寒の新スタジアムで、庄司がみせた。0-1でリードされた前半26分、ペナルティーエリア右でこぼれたボールを右足で振り抜くと、ゴール中央へ突き刺さった。

同点ゴールに「相手に(ボールを)触られて、ボールがこぼれていた。(スペースが)開いていたので思いっきり振ってみようと思った」と振り返った。

敗れはしたものの、現役時代、ガンバ大阪で主将を務めるなど、主力として活躍した実好礼忠監督(47)は「強気のプレーをしていこうと言っていた。ゴールに向かう動き、パス、ドリブル、そういうプレーをたくさん見られてよかった」と、目標としていた選手の動きに満足げだった。

10年以来のJ1昇格に向け、新スタジアムとともにその1歩を踏み出した。【南谷竜則】