セレッソ大阪の高卒ルーキーでU-18日本代表のDF田平起也(たびら・たつや、18)に公式戦初出場の可能性が出てきた。

24日、大阪・舞洲で公開練習。26日にルヴァン杯ベガルタ仙台戦が控える中、ロティーナ監督(62)から、若手DFの庄司朋乃也(ほのや、22)や小池裕太(23)らとともに直接手ほどきを受けた。

田平自身も実感していた。「今日の練習とかで4バックに入って、自分でもチャンスがあるかなと感じました」と笑みがこぼれた。

練習の後半にさまざまな戦術パターンを教え込まれた。「いろんなシーンで対応するパターンがある監督なので、少し学べたかな」と充実感を漂わせた。

大阪出身でC大阪のジュニアユースから神戸弘陵に進学。1月の宮崎キャンプではトップチームに帯同した。出場すれば初めてのプロの舞台。「セレッソ大阪のユニホームを着てプロのピッチに立つことを夢見てきた。お金をもらってサッカーをするというのが初めてなので、自分としてもどれだけできるか楽しみ。うまくいっても、いかなくてもいい経験になると思います。今後、社会人として長いので、第1歩をしっかり取り組みたい」と新人らしく堂々と話した。

指揮官は「(リーグ戦からの)メンバーチェンジはある。(田平は)若いですし、ビルドアップもできる。左利きのセンターバックはなかなかいない」と潜在能力を評価した。【南谷竜則】