J2モンテディオ山形は6日、天童市内で非公開練習を行った。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、Jリーグは2月26日から15日までの公式戦開催延期を決定し、山形はリーグ戦3試合が延期となった。リーグ開幕のアウェーで行われたジュビロ磐田戦(2月23日)に0-2で敗れてからも、千葉・市原市内で練習を続け、5日から山形に帰って練習を再開した。

 

グラウンドには雪が残り、時折雪が舞う中でも、ホーム開幕とも重なる18日・大宮アルディージャ戦に向け調整した。約2週間半の準備期間を石丸清隆監督(46)は「僕たちはポジティブに捉えている。開幕戦負けたことで、チームが全体的に前進できるようやっていきたい」と話し、続けて「アクションは増えたけど、ゴールに結びついていないのが現状なので、その部分をやり続けている段階」。課題は得点力不足と分析し、向上を目指していく。

現状では18日にリーグ戦が再開予定だが、今後の感染拡大の状況次第で、さらに延期の可能性も出てくる。磐田戦でフル出場を果たしたDF山田拓巳主将(30)は「(ホーム戦)その試合に向けて最善の準備をしている。(磐田戦では)自分たちの力不足を感じた。再開した時に開幕戦とは違ったいい部分をたくさん見せられるよう、しっかり準備したい」と、ホーム開幕戦を白星で飾るため、力を蓄えていく。【相沢孔志】