J1清水エスパルスMF六平光成(29)が、好調ぶりをアピールした。21日は静岡市内で約2時間の練習。11対11の実戦形式のメニューでは、左サイドバックなどでプレーし、2得点を挙げた。

清水一筋プロ8年目。本職のボランチに加え、サイドハーフやサイドバックもこなせるユーティリティー性が魅力だ。今季から指揮を執るピーター・クラモフスキー監督(41)の下でも、複数のポジションで起用されている。六平は「いろいろな位置で、自分の良さを出していきたい」と意気込んだ。

Jリーグは19日、臨時の実行委員会を開いた。その中で今季のJ1、J2は降格なしとする決定を下した。リーグ戦への影響について問われると六平は「過去に例がないので、やってみないとわからない」。その上で「お互い攻撃的な試合展開が増えるのでは」と予想した。

不測の事態に直面したが、戦う姿勢がぶれることはない。「緊張感は変わらない。上位は優勝や、ACLの出場権もかかっているので」と力を込めた。来月3日の再開を目指す公式戦については、25日をめどに可否を判断。再開へ向け、さらに力を蓄える。【古地真隆】