「Jリーグ eSports ONLINE eFootballウイニングイレブン2020」最終節が16日、MBS(毎日放送)から生配信され、ガンバ大阪が大逆転で初代王者となった。

MBS(毎日放送)が生配信した“オンラインJリーグ”。その最終節だった。京都に勝つしかない状況で先制されるも、FW宇佐美貴史(28)の2発で逆転。追いつかれたが後半ロスタイム、MF小野瀬康介(27)が劇的な決勝ゴールを決めた。新型コロナウイルスの影響でJリーグが再開されない中、サッカーファンに楽しみを届けるために企画された大会。操作したDF三浦弦太(25)は「早くサッカーがやれる環境を」と願った。

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G大阪の、三浦の執念が小野瀬に乗り移った。同点なら京都に逃げ切りを許す。そんな後半ロスタイム、小野瀬がハーフライン付近からドリブルで進撃し、一気に劇弾を決めた。

「先制された時はめちゃめちゃやってしまったな、と。ゲームだけどタイトルがかかっていたから負けたくなかった。積極的に攻撃を仕掛けるガンバのスタイル。逆転できてよかった」

先制されたがエースFW宇佐美の2発を生み出し、逆転に成功した。C大阪都倉に一時逆転された得点王も取り戻した三浦は「いつもお世話になっている先輩なんで。得点王をプレゼントしたかった」と笑った。

リーグ再開の具体的日程はいまだ決まっていない。三浦は愛知県の実家でトレーニングを続けているという。「これからがより大事。これを弾みにタイトルをとれるようにしたい」と4年連続無冠からの脱却へ気合を入れた。

◆放送 今大会の模様は6月11、18日深夜1時59分(関西地区)からMBSテレビ「YUBIWAZA」で放送予定。同番組は、eスポーツの競技会などを紹介するもの。ロンドンブーツ1号2号田村淳が司会を務め、関西地区などで放送。