鹿島アントラーズの東京五輪世代U-23日本代表FW上田綺世(21)が16日、練習後のオンライン取材に応じた。

7月4日に再開するリーグ戦では、かつてないほどの連戦が待ち受けるが「連戦のほうが気持ちも切れづらいし、ゴールのイメージは湧きやすいと思う。大事なのはどこで乗れるか。チャンスをもらった1試合目で生かせるかどうかが、連戦で活躍できるかにかかると思う」と、初戦から全力で臨む構えだ。

東京五輪の延期が決まり、同世代の上田にとっては大きな変化のシーズンとなった。それでも「(延期は)ポジティブに考えたい。この延びた1年でどう成長して、五輪でどんなパフォーマンスが出せるかを意識したい」と話し、「自分の武器は背後(をとる動き)やヘディングだが、それひとつ取ってもいろんな形、スタイル、角度がある。そういう引き出しを増やして、いろんな環境で点を取れるFWにより近づけるようにしたい」と今季の成長目標を語った。