FC東京からロシアプレミアリーグ(1部)のロストフへの完全移籍が決まっている日本代表MF橋本拳人(26)が19日、オンラインで取材対応した。

18日に、東京での自身のラストマッチとなる浦和レッズ戦にフル出場。2-0で勝利、試合後にはセレモニーで感謝の言葉を口にした。

一夜明けて取材対応し「まだあまり実感がない。東京でやり残したことはあるけど、また新しい戦いが始まるなという感じ」と率直な思いを口にした。

東京の下部組織出身。トップ昇格を果たしたときから漠然と持っていた海外挑戦の思いは、昨年に初めて日本代表に招集されたことで強まったという。

「環境もコミュニケーションも、困難がたくさんあると聞いた。自分にもそれが必要だと思ったし、乗り越えることで強くなれるんだと思った」

東京では確固たる地位を築いたが、「目指しているワールドカップ(W杯)だったりを考えると、もっと自分に厳しくならないといけないと思った」と移籍を決断した心境を語った。

ロシアリーグで上位に入れば、欧州チャンピオンズリーグ(CL)や欧州リーグといった大会にも出場できるチャンスがある。

「新しい舞台で、自分がどれくらい通用するかも楽しみ。CLも夢だし、そこを目指すことで成長できると思う」と、さらなる挑戦に胸を高鳴らせた。【岡崎悠利】