北海道コンサドーレ札幌DF進藤亮佑(24)が独特の観戦スタイルをプラスに変える。

24日、札幌・宮の沢での練習後にオンライン取材に応じた。今季ホーム初勝利を目指す26日横浜戦(札幌ド)に向け「粘り強く対応して抜かれない、カウンターをつくらせないことが大事。声がスタジアムでも通るので、集中をとぎらせないようにコーチングしていきたい」。声援や音を出しての応援が規制されている状況を逆手に取っていく。

リーグ再開後は敵地4連戦を含む5戦負けなし。3試合連続引き分けにも「負けていないことをポジティブに捉えたい」。東京との前節22日ホーム開幕戦では久々に地元ファンの前でプレー。「やっぱり実際に生で見てもらえるかは重要で、やりがいを感じた」といい「ピッチ上の選手の生の声が聞けるのは今しかない」と来場を待ち望んだ。

昨年リーグ王者の横浜との対戦成績は通算2勝1分13敗だが、ペトロビッチ監督就任後の直近2年では2勝2敗。進藤にとってはJ1デビュー戦の相手であり、18年のクラブの対横浜初白星の試合では決勝ゴールを決めた縁がある。「攻めてるときのリスク管理が大事。僕の仕事が直接試合結果に影響する」。札幌の若き守備の柱が、前節4得点と調子が上向く強豪を食い止める。【浅水友輝】