鹿島アントラーズのザーゴ監督(51)が30日、練習後のオンライン取材に応じ、現役時代のチームメート、片野坂知宏監督(49)率いる大分トリニータとの対戦(8月1日、昭和電ド)へ向けて思いを語った。

2人は96年シーズンに柏レイソルでともにプレーして、DFラインを組んだ間柄。18年、19年と2年連続で優秀監督賞を受賞した敵将を「偉大な人物」とたたえ、「守備が堅く、トライアングルでの速い攻撃を仕掛けてくるイメージ。オートマチックに動くなど、思っている戦術をうまく浸透させていると思う」と、就任5年目の完成度の高さを警戒した。

今季ここまで1勝にとどまる鹿島だが、ザーゴ監督は「昔一緒にプレーした人と違う形で関われるのはうれしいし、お互い向上して、良い結果を出せるようにしたい」と意気込んだ。