鹿島アントラーズは4日、ビジネススクールを経営する「グロービス」と共同で、「アントラーズビジネスカレッジ」を開講すると発表した。

スポーツビジネスの分野でリーダーとして活躍する人材を輩出することが目的で、鹿島の小泉文明社長や鈴木秀樹取締役マーケティングダイレクター、クラブ・リレーションズ・オフィサーの中田浩二氏ら、クラブ経営陣が講師を務める。オンラインでの講習も取り入れながら行うという。

第1期は9月から来年3月までの約半年間で、内容は座学による基礎的な経営ノウハウの習得、実例紹介や参加者同士のディスカッション、具体的なビジネスプランの検討、提案など。サッカーのみならず、スポーツビジネス全体への理解につなげ、地域・社会へ価値創出ができる人材輩出を目指すという。

小泉社長はクラブを通じてコメントし、「本コースの特徴はアントラーズをケースとした『超実践的』なカリキュラムで、提案だけでなく、場合により採択されたプランは実現まで導きたいと思っております」と、実際のクラブ経営に携わることにも含みをもたせている。サッカークラブとしての活動を超越した取り組みに、「未来のスポーツビジネスをけん引するビジネスパーソンを輩出していきたいと思っております」と大きな目標を掲げている。