J1清水エスパルスは、今季公式戦初戦で大敗した相手にリベンジを狙う。28日は静岡市内で約1時間の調整。29日のアウェー川崎F戦(等々力、午後7時)に備えた。

今季初陣となった2月のルヴァン杯・川崎F戦は1-5で大敗。完成度の違いを見せつけられた。現在、既にリーグ戦の3分の1を消化。志向する攻撃的なスタイルも徐々に浸透してきた。首位を快走する強豪との半年ぶりの再戦で進化した姿を披露し、4試合ぶりの白星を狙う。DF奥井諒(30)は「前回は最初の20分間にばたついてしまった。今は選択すべきプレーも整理できている。どこまで通じるか測る上でも楽しみ」と心待ちにした。

夏場の試合が続く中、ピーター・クラモフスキー監督(41)は先発メンバーの入れ替えを明言。文字通り総力戦での戦いとなる。指揮官は「相手の弱点を突き、一貫して高いパフォーマンスを出したい」と力を込めた。【古地真隆】