ベガルタ仙台は「泣きっ面に蜂」状態に陥った。鹿島アントラーズに1-2で競り負け、2連敗で5試合未勝利。

後半42分、長沢がCKのこぼれ球を左足で流し込み、クラブのJ1アウェー通算200点目を決めたが、反撃が遅すぎた。負傷者続出中のチームは、DFシマオ・マテ主将とFWジャーメインが先発復帰も、この試合ではDF蜂須賀がウオーミングアップ中に膝の違和感で先発回避。全試合出場中のDF吉野も負傷交代した。

前半立ち上がりは仙台ペース。同4分にMF関口、同7分には吉野、ジャーメインが立て続けにシュートも無得点で、同ロスタイムに失点した。後半26分にはMF兵藤ら一気に3人を投入。同27分に右クロスを兵藤がヘッドもクロスバーを直撃し、詰めた長沢が頭で狙うも再びバーをたたいた。同38分に追加点を奪われ迎えた0-2の同42分に、長沢が一矢報いた。

長沢は「何とか1点取って盛り返したかったし、気持ちを見せてチームをいい方向に運べればという思いだった。得点の前に決定機を外したのでミスを取り返したかった」。仙台はJ1の18クラブの中で唯一ホーム白星がない。13日は「8度目の正直」へ大分と対戦する。