J1第19節が9月26、27日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

名古屋グランパス – 清水エスパルス

・名古屋は清水戦直近6試合でわずか1勝(1分4敗)。この間、勝利を挙げられなかった全ての試合で複数失点を喫している(1試合平均2.2失点)。また、今カードの直近10試合でもわずか2勝(2分6敗)。

・名古屋は直近5試合で勝利と敗戦を交互に繰り返している(2勝3敗)。前節G大阪戦では敗れたが(1-2)、今季は未だに連敗を記録していない。

・名古屋はホーム戦直近5試合で4勝(1敗)。本拠地ではそれ以前の15試合で3勝しか挙げていなかった(4分8敗)。

・清水は直近9試合で8敗(1勝)。この間、敗れた試合ではいずれも複数失点を喫している(1試合平均2.8失点)。しかし、この1勝は敵地での直近の試合で挙げたものであり(湘南戦:3-0)、今節でも勝利すると同地では2018年9月以来の連勝となる。

・フィッカデンティは監督として、清水戦通算9試合でわずか1敗(6勝2分)。唯一の敗戦は、鳥栖を率いていた2018年8月のアウェイ戦で喫したもの(0-1)。

・清水が記録した直近8得点のうち、5点は試合時間89分以降に生まれている。清水は今季、同時間帯での得点数がリーグ最多(7点)。しかし、今季は同得点によって勝点を挙げていない。

・清水は今季、先制点を奪われた試合数がリーグワーストタイであり、同試合での敗戦数はリーグワースト(12試合:1分11敗)。しかし、名古屋は現在、先制した2試合連続で敗れている。

・金崎夢生は現在、出場した2試合連続得点中であり、名古屋の記録した直近3得点をすべて決めている。それ以前に出場した17試合では1得点しか挙げていなかった。出場した3試合連続得点を記録したのは、鹿島に所属していた2016年6月が最後(当時4試合)。


浦和レッズ – 横浜FC

・浦和は現在8試合連続失点中(計16失点:4勝1分3敗)。無失点に抑えたのは、8月15日の広島戦が最後(1-0)。

・浦和はホームでの直近4試合でわずか1勝しか挙げていないが(1分2敗)、今季本拠地での9試合では3勝3分3敗とイーブンの成績。あと1勝で、昨季同地で記録した勝利数と並ぶ(4勝3分10敗)。

・浦和は昇格クラブとの直近5試合でわずか1勝(4敗)。しかし、この1勝は今カードの前回対戦で挙げたもの(2-0:7月26日)。

・浦和は神奈川県のクラブとのホーム戦直近12試合でわずか1勝(2分9敗)。対する横浜FCは、関東地方のクラブとのアウェイ戦通算13試合でわずか1勝しか挙げていない(1分11敗)。

・横浜FCは直近6試合で5敗を喫している(1勝)。また、アウェイ戦では現在4連敗中であり、敵地では今季1度も無失点に抑えていない(1試合平均2.1失点)。

・横浜FCは今季、未だにヘディングによる得点数がリーグ最少(1得点:鳥栖と並び)。しかし、対する浦和はヘディングによる失点が今季リーグワースト(11失点)。

・浦和は今季、オープンプレーからのクロス成功率がリーグワースト(18.8%:35/186回)。また、クロスからの失点数は今季リーグワースト(12失点)。

・杉本健勇は今季、65回以上の空中戦を記録したFW登録選手の中で同勝率がリーグベスト(62.2%:51/82回)。昨季出場した21試合で記録した空中戦回数と既に並んでいる(勝率56.1%:46/82回)。


ヴィッセル神戸 – 北海道コンサドーレ札幌

・神戸対札幌の通算17試合では、神戸が8勝3分6敗と勝ち越している。神戸にとって札幌は、今季J1に所属し、4試合以上対戦したチームの中で1試合平均得点が最も多い相手(1.8得点)。

・神戸は札幌戦直近4試合で3敗(1勝)。この間、全ての試合で複数失点を喫している(1試合平均2.5失点)。それ以前の今カードでは9試合連続無敗だった(7勝2分)。

・神戸は前節鳥栖戦で、リーグでは8月23日の浦和戦以来、8試合ぶりとなる勝利を挙げた(4-3)。今節でも勝利を挙げると、2019年12月以来、今季初の連勝を記録する。

・神戸は現在、2015年8月~2016年4月以来となる14試合連続失点中。この間、11試合で複数失点を喫している(1試合平均2.1失点)。

・札幌は直近12試合でわずか1勝(2分9敗)。しかし、この1勝はアウェイでの直近の試合で挙げたもの(鳥栖戦:2-0)。敵地で2試合連続無失点での連勝を記録したのは2017年11月が最後。

・札幌は今季、先制点を喫した試合数がリーグワーストタイ(12試合:1勝2分9敗)。対する神戸は、先制点を挙げた試合で失った勝点が今季リーグワースト2位(-14:10試合、4勝4分2敗)。

・古橋亨梧は第18節鳥栖戦で、イニエスタのアシストから2得点を記録。J1の昨季以降、イニエスタは古橋へ、同一選手に対してはリーグ最多のアシストを記録している(7本)。

・福森晃斗は今季、ジェイに対して11本のクロスを供給している。同一選手に対するクロス本数としては今季リーグ最多。


ベガルタ仙台 – セレッソ大阪

・仙台対C大阪の通算19試合では、仙台が4勝9分6敗と負け越している。今対戦では現在5試合連続未勝利で(2分3敗)、ホームでの同カードでも現在6試合連続白星なし(4分2敗)。

・仙台は現在、2015年5月以来の5連敗中。同一シーズンで8試合以上連続未勝利(2分6敗)を記録するのも2011年8月以来(当時9試合連続:4分5敗)。

・C大阪は現在、昨年8月以来の2連敗中。2試合連続複数失点を喫したのも前回の2連敗時以来。直近2試合(4失点)の総失点数は、これ以前の6連勝中に記録した失点数を上回っている(3)。

・C大阪の今季アウェイ戦勝利数はリーグ最多タイの7勝(1分2敗)。東北地方でのアウェイ戦通算11試合でも1敗。しかし、直近のアウェイ戦では敗れていて(前節FC東京戦:0-2)、同地方で勝利したのも11試合中3試合だけ(7分)。

・仙台が今季1得点を決めるのに要するシュート数の割合はリーグワーストの13.8本(16ゴール/221シュート)。2015年以降でもクラブワースト記録(過去5シーズンの平均は10.3本)。

・C大阪は今季、順位上9位以下に位置するクラブとの対戦では川崎と並び無敗(8勝2分)。昨シーズンは同相手に5敗を喫していた(18試合:11勝2分5敗)。

・蜂須賀孝治が2015年以降、J1で記録している5得点のうち、3ゴールはC大阪戦で決めたもの。今季の前回対戦も含め、同カード直近5試合のうち3試合で1ゴールずつ記録。

・清武弘嗣が2017年シーズン以降、もっとも得点に直接関与している対戦相手は、横浜FMと仙台戦(各5点:3ゴール+2アシスト)。今季前回対戦で記録した1ゴールを含め、同カード直近5試合のうち、4試合で得点に直接関与している。


サガン鳥栖 – FC東京

・鳥栖対FC東京の通算17試合では、互いに6勝5分6敗と互角。鳥栖は今カードでは現在初となる連勝中で(2)、今節も勝利するとFC東京相手に初のシーズンダブル(2勝)。

・鳥栖は現在、昨年6月以来の3連敗中。ホーム戦でも現在2連敗中だが、本拠地でのFC東京戦は現在4試合連続無敗(3勝1分)。

・FC東京は現在2試合連続無失点に抑えての2連勝中。直近7試合でも1敗しかしていな(5勝1分1敗)。今季クリーンシート数もリーグ最多タイの8試合。

・FC東京は今季アウェイ戦で唯一無敗のクラブ(5勝5分)。九州地方でのアウェイ戦でも現在2連勝中だが、同地方での鳥栖戦で最後に勝利したのは2015年6月の試合(2-1)。

・鳥栖は今季先制を許した9試合では7敗(1分1敗)。直近3試合でも全て相手に先に点を取られていて、この間試合時間最初の15分間に喫した失点数は3。今季それ以前の12試合では同時間帯に失点していなかった。

・今季J1の試合で勝利したクラブの1試合平均パス数は462本。FC東京が今季勝利した試合の1試合平均パス数は352本で、同平均パス数を100本以上下回っている。FC東京が今季勝利した各11試合のパス数もすべて同リーグ平均以下。

・林大地は9月以降2得点以上記録している選手の中では、もっとも少ない出場時間の割合で得点を決めている(49.2分:出場時間246分/5ゴール)。今月の得点数もリーグ2位(5)。

・レアンドロは鳥栖戦では現在2試合連続得点中(2ゴール+1アシスト)。しかし、同試合ではイエローカードも現在2試合連続受けていて、同選手がもっとも多くのイエローカードを示されている対戦相手(通算6試合で4枚)。


鹿島アントラーズ – 大分トリニータ

・鹿島対大分の通算19試合では、鹿島が12勝4分3敗と大きく勝ち越している。今カード直近10試合で9勝、ホームでの同対戦直近5試合でも4勝挙げているが、両期間唯一白星を挙げていない試合は、昨年ホームでの開幕戦(1-2の敗戦)。

・鹿島は現在7連勝中。最後にこれ以上の連勝を記録したのは2009年7月の8連勝。ホーム戦でも現在6試合連続無敗(3勝3分)。

・大分は前節広島戦の敗戦で、今季クラブ最長の連勝記録がストップ(3連勝)。7月にリーグ再開以降、敗れた試合は必ず連敗に繋がっている(4連敗と2連敗)。

・大分はアウェイ戦では現在2連勝中で、今節も勝利すると昨年4月以来となる敵地3連勝。関東地方でのアウェイ戦直近7試合では2勝(5敗)だが、このうちの1勝は前回のアウェイ戦(9月16日のFC東京戦:3-2)で、同クラブの関東地方での1試合最多得点タイ(3得点、過去2回)を記録。

・鹿島は今季後半のアディショナルタイムではリーグ2位となる5得点を挙げていて、同時間帯の得点によって挙げた勝ち点数はリーグ最多(8)。

・大分の今季試合時間最後の15分間(76-90分)に決めている得点の割合は、清水と並びリーグ最多タイの52%(11/21)。得点を記録している直近4試合のうち、9月9日から16日にかけての3試合では連続して同時間帯に2ゴールずつ決めている。

・エヴェラウドは前節湘南戦では無得点に終わり、それ以前の連続試合得点直接関与が4試合でが止まったが(3ゴール+1アシスト)、今季前回対戦の大分戦ではJ1では自身初となるハットトリックを決めている。

・田中達也は前節広島戦ではノーゴールに終わり、それ以前の連続試合得点直接関与が4試合で止まったが(3ゴール+1アシスト)、現在先発出場した試合では4試合連続得点に直接関与中(3ゴール+1アシスト)。


サンフレッチェ広島 – ガンバ大阪

・広島対G大阪の通算55試合では、広島が22勝9分24敗とわずかに負け越している。しかし、ホームでの今カードでは現在2試合連続無失点での勝利(総スコア:7-0)。同クラブが本拠地での今カードで最後に3連勝を挙げたのは1995年6月~1997年4月(当時は無失点での4連勝)。

・G大阪は今季、広島との前回対戦で勝利(1-0)。今節勝利すると、今カードでは2016年以来のシーズンダブルを記録することになる。

・広島はホームでは現在4試合連続無敗(2勝2分)。本拠地での直近の試合では4得点を挙げて勝利(4-1:清水戦)。今節2得点以上を挙げて勝利すると、同地では2018年5月以来の複数得点での2連勝となる。

・G大阪は今季アウェイ戦8試合ではわずか1敗(5勝2分)。この内の5試合で複数得点を挙げており、複数失点を喫したのは2試合のみ(1試合平均:1.8得点、1.1失点)。

・G大阪はタックル成功率が今季リーグベスト(69.6%:153/220回)。今季全ての試合で同成功率50%以上を記録しているのはG大阪と鹿島のみ。

・城福浩は監督として、ホームのG大阪戦では通算6試合無敗(3勝3分)。本拠地での同対戦では現在3試合連続無失点での3連勝中。同監督がホームで対戦して未だ無敗の中では、神戸戦(7試合:5勝2分)に次いで2番目に多い試合数。

・ドウグラス・ヴィエイラは出場した直近5試合の内、4試合で得点を記録(計4点)。同選手は9月以降に3得点以上を挙げている選手の中では、同期間の決定率がリーグベスト(57.1%:4点/7本)。

・宇佐美貴史は今季ラストパス数がリーグ最多(44本)。所属クラブの総シュート数に対するラストパスの割合も今季リーグベストを記録している(17.6%:44/250本)。


柏レイソル – 横浜F・マリノス

・柏対横浜FMの通算37試合では、柏が14勝10分13敗とわずかに勝ち越している。ホームでの今カードでは現在2連勝中。今節勝利すると、本拠地での同対戦では初の3連勝となる。

・横浜FMは2017年以降の柏戦直近5試合でわずか1勝(2分2敗)。それ以前の今カード4試合では3勝を挙げていた(1敗)。

・柏は今季ホーム戦9試合では4勝(1分4敗)。同クラブは今節勝利すると、前回J1に所属していた2018年にシーズンを通して本拠地で挙げた勝利数に並ぶ(5勝2分10敗)。

・横浜FMは今季アウェイ戦9試合ではわずか3勝(2分4敗)。しかし、アウェイでの直近4試合では11得点を記録(2勝1分1敗:1試合平均2.8得点)。今季それ以前の敵地5試合ではわずか5得点だった(1勝1分3敗:1試合平均0.8得点)。

・柏は現在3試合連続で1得点ずつしか挙げていない。同3試合での決定率7.0%(3点/43本)に対し、今季それ以前の15試合での同数値は14.7%(31点/211本)。

・横浜FMは今季、試合開始から最初の15分間に挙げた得点数がリーグ最多(10点)。今季同時間帯に得点を挙げた9試合では4勝5敗と負け越しているが、同直近2試合ではいずれも勝利している。

・オルンガは今季、柏が挙げた総得点の50%に直接関与している(17:16ゴール+1アシスト/34点)。2015年以降、所属クラブの総得点に直接関与した割合としては2018年のジョー(53.8%:28/52点)に次いで高い記録。

・水沼宏太は今季アシスト数がリーグ最多(6)。出場した直近3試合でも2アシストを記録。また、同選手は決定機を演出した回数が今季リーグ最多タイ(9回)。


湘南ベルマーレ – 川崎フロンターレ

・湘南対川崎の通算13試合では、湘南が2勝4分7敗と負け越している。今カードでは現在3連敗を含む、7試合連続未勝利(3分4敗)。現在更新中の同一カードでの連続未勝利数としてはC大阪戦(10試合連続)に次いで長い記録。

・川崎はアウェイの湘南戦通算6試合で3勝(2分1敗)。勝利を挙げた3試合ではいずれも3得点以上を記録。今節勝利すると、敵地での今カードでは初の連勝となる。

・湘南は現在2試合連続無得点での2連敗中。同クラブは今季、得点数がリーグで最も少なく(14点)、無得点に終わった試合数もリーグワースト(8試合)。

・川崎は現在、J1史上初となる6試合連続3得点以上での6連勝中(計22点)。この間に挙げた得点数は、大分(21点)、仙台(16点)、鳥栖(16点)、湘南(14点)が今季通算で挙げた得点数を上回っている。

・湘南は今季試合時間76分から90分に喫した失点数がリーグワーストタイであり、総失点に対する同時間帯に喫した失点の割合は今季リーグで最も高い(43%:13/30失点)。対する川崎は試合時間最後の15分間に挙げた得点数が今季リーグ最多(14得点)。

・川崎は今季、3得点以上を挙げている選手数がリーグ最多の9名。2015年以降、1シーズンで同得点数以上を挙げた選手数としてはリーグ最多タイの記録(2016年の横浜FMと並び)。

・湘南は今季ブロック数がリーグ最多(84回)。同項目を10回以上記録している選手数も今季リーグ最多の5名(大岩:17、岡本:13、金子:12、坂:11、大野:11)。

・小林悠は出場した試合では現在4試合連続で得点に直接関与(3ゴール、2アシスト)。2015年以降、同選手が5試合以上連続で得点に直接関与したのは2回のみ。2016年7月~8月(7試合連続:7ゴール、1アシスト)、2017年8月~9月(6試合連続:5ゴール、1アシスト)。