サッカー神奈川県2部の社会人チーム「はやぶさイレブン」に加入した元女子日本代表FW永里優季(33)が18日、第3節山王FC戦の後半41分から途中出場した。プロとして日本サッカー協会に登録された女子選手が第1種(一般・大学)の公式戦に出場するのは史上初。同ロスタイムには自身のパスから実兄のFW永里源気(34)の得点も演出。男子選手と対等にプレーし、3-1の勝利に貢献した。試合後の永里の主な一問一答は以下の通り。

-試合を振り返って

永里 短い出場時間でしたが、ボールに関わる回数もありましたし、ゴールに絡むようなプレーだったりが自然と出せたんじゃないかな思います。拮抗(きっこう)した展開でしたが、私が入ってマイナスにはならなかったかなと思いましたし、私が入ったあとに点が入ってよかった。

-課題に思う部分や、やってみて感じたこと

永里 入ってからはカウンターが多かったので、切り替えのスピードにはまだ慣れてないなという感じはありました。息が上がる場面もあって、もう少し試合を重ねていけば慣れてくるのかなというのは思いました。味方との位置関係で自分の位置を決めてボールを引き出す動きや、こぼれ球、セカンドボールの予測はこのレベルでも通用すると感じました。

-今後について

永里 出場時間を少しでも増やして、得点に絡むプレーだったり、チームの勝利に貢献できるように、少しでも成長できるように頑張りたい

-自身のパスが3点目の兄の得点につながった

永里 お兄ちゃんはなかなか決めきれてない場面があったので。最後は願っていましたが、決めてくれてよかったです。

-国内でのプレーも久々

永里 日本のサッカー界のためにという気持ちもあるし、地元を少しでも盛り上げたいという気持ちもある。チームメートの成長を助けられるような働きかけもしていきたい。

-夢の男子チームでの出場がかなった

永里 あまり実感がないというか、今までの人生の1試合という感覚でした。新たな1歩を踏み出せたので、その1歩を大切にしながら、これからも前に進んでいきたい。

-次は得点も

永里 監督からは前線で時間とタメを作って、なるべく相手コートでボールを支配できるようにと言われていました。求められていることを表現していくだけですし、そこに向けて努力していきたい。