J1清水エスパルスDF吉本一謙(かずのり、32)が、完全復活へ向けて着実に歩みを進めている。

昨年9月の練習試合で左ヒザ内側半月板を損傷。長期離脱を強いられたが、懸命なリハビリで回復に努めてきた。22日は静岡市内での練習に部分参加。接触を伴うミニゲームは回避したが、パス回しのメニューなどを消化した。「やっとここまで来られた。間合いや駆け引きなど、プレーの感覚はまだまだだが、徐々にコンディションを上げていきたい」と話した。

離脱中は、SNSなどを通じて届いたサポーターからの励ましのメッセージが活力になった。「待ってくれている人のおかげで、苦しいリハビリにも前向きに取り組めた」と明かした。

既に21日の練習から部分合流を果たしており、今季中の復帰も視野に入れている。「1日でも早く戻ってチームの助けになりたい」と意欲を見せた。