酒気帯び運転などが発覚したガンバ大阪のFWアデミウソン(26)は、来日6年目の実力派ストライカーとしてJリーグで結果を残してきた。G大阪では背番号9をつけ、人気のブラジル人FWだった。

本名アデミウソン・ブラガ・ビスポ・ジュニオール。1994年1月9日、ブラジル生まれ。年代別のブラジル代表に選ばれたこともあり、21歳だった15年1月、母国の名門サンパウロFCから横浜Fマリノスへ移籍。翌16年からG大阪へ移籍し、今季で来日6年目、G大阪では5年目になる。昨季は32試合10得点で初めて2桁ゴールを記録した。推定年俸9000万円、独身。

J1通算では現在、154試合42得点。今季はここまで21試合6得点で、前節24日の柏レイソル戦では途中出場で、後半終了間際に左足で劇的な決勝ゴールを決めたばかり。G大阪がここまで9戦不敗(8勝1分け)で、2位に浮上した立役者の1人でもあった。176センチ、74キロで鋼のような肉体を武器に先発、途中出場であっても、常に結果を残す姿が評価されていた。

観光地を巡るのが好きで、先日は大阪城公園での記念写真を自身のインスタグラムにアップ。日本の文化や国民性をリスペクトし、これまでチームワークを乱すこともなかった。

快進撃を続ける2位G大阪は、31日に北海道コンサドーレ札幌戦(ホーム)、11月3日に注目のセレッソ大阪との大阪ダービー(アウェー)を控え、クラブ、チーム、サポーターが盛り上がっている最中だった。