名古屋グランパスのGKランゲラック(32)が9日、次節広島戦(11日、Eスタ)を前にオンライン会見にのぞんだ。

直近の3試合は2勝1分けで無失点。リーグ3位につけている。ゴールを守るオーストラリア人の守護神は「前からのプレスもできているし、最終的にディフェンダーがチャンスをつぶしている。(無失点は)私より前の選手ががんばっているから」とチームメートに敬意を示した。

ドイツ・ブンデスリーガのドルトムントやスペインのレバンテなどでもプレー経験を持つ。常に言葉の壁はあるが「コミュニケーションは重要。1試合に使う言葉は10~15個ぐらいで、短い言葉を覚えて使っている。日本語も使うが、英語の方が使いやすい」と仲間への声かけでチームを鼓舞している。

名古屋の勝ち点は49で、2位のガンバ大阪は52とその差は3。広島に勝利すれば、勝ち点で並ぶ可能性もある。「シュートを打たれても、守ってくれるという自信を、他の選手に与えたい。0でしっかり守る」と静かに闘志を燃やした。【南谷竜則】