J1は12月5、6日に第31節6試合を行う。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

北海道コンサドーレ札幌 – セレッソ大阪

・札幌対C大阪の通算13試合では、札幌が4勝3分6敗と負け越している。また、C大阪戦直近8試合ではわずか1勝しか挙げていない(3分4敗)。

・札幌は現在、2020年7月以来となる3試合連続無敗(1勝2分:当時6試合連続)。また、ホーム戦では現在6試合連続無敗(4勝2分)。本拠地で敗れたのは9月23日の柏戦が最後(0-1)。

・札幌は関西のクラブとの対戦で現在7連敗中。この間、5試合で無得点に終わっている(1試合平均:0.4得点)。同対戦で勝利を挙げたのは、2019年8月の神戸戦が最後(3-2:アウェイ)。

・C大阪は現在、2020年9月以来となる2試合連続無失点での連勝中。それ以前の13試合で記録したクリーンシート数と等しい。今節でも無失点で勝利を挙げると、2017年4月以来の無失点3連勝となる。

・C大阪は今季、枠内シュート率がリーグワースト(37.8%)。リーグで唯一、同項目が40%を下回っている。しかし、対する札幌は被枠内シュート率が今季リーグワースト(41%)。

・札幌は今季、クリア回数がリーグ最少(386)。対するC大阪は、同項目が今季リーグで最も多い(652)。

・札幌は今季、先制点を喫したホーム戦での勝利数がリーグ最多タイ(10試合:3勝2分5敗)。対するC大阪は、先制したアウェイ戦での勝利数が今季リーグ最多タイ(10試合:8勝2敗)。

・奥埜博亮はC大阪が札幌戦で挙げた直近3得点のすべてに直接関与している(2得点、1アシスト)。同選手は2017年以降、先発出場した札幌戦で全勝(3試合)。


柏レイソル – 名古屋グランパス

・柏対名古屋の通算45試合では、柏が16勝8分21敗と負け越している。しかし、名古屋戦直近6試合ではわずか1敗(4勝1分)。

・柏は現在、10月以来となる2連勝中。それ以前の6試合ではわずか1勝だった(2分3敗)。しかし、ホーム戦では現在、2018年11月以来となる3試合連続未勝利を記録している(2分1敗)。

・名古屋は直近7試合でわずか1敗(4勝2分)。この間、5試合で無失点に抑えている(1試合平均:0.4失点)。

・名古屋はアウェイ戦直近10試合でわずか2勝(2分6敗)。また、敵地では現在、2018年4月以来となる2試合連続無得点に終わっている(当時3試合連続)。

・柏が名古屋戦で挙げた直近9得点のうち、8点は試合時間後半に記録されている。しかし、名古屋は今季同時間帯での失点がリーグ最少(14失点)。

・名古屋は今季、オープンプレーからの失点数がリーグ最少(19失点)。対する柏は、同得点が今季リーグで3番目に多い(46得点)。

・名古屋は今季、クロスからの失点が今季リーグ最少(3失点)。対する柏は、今季同得点がリーグで3番目に多い(12得点)。しかし、柏の直近12得点はすべてクロスによるものではない。

・柏が2020年8月以降のホーム戦で挙げた直近14得点のうち、13点はオルンガ(8得点)、もしくは江坂任(5得点)のどちらかが決めている。また、残りの1得点も江坂のアシストによるもの(北爪の得点)。


清水エスパルス – 川崎フロンターレ

・清水対川崎の通算31試合では、清水が10勝8分13敗と負け越している。川崎戦では現在8試合連続未勝利(2分6敗)。また、今カードでは現在14試合連続複数失点中(1試合平均:2.6失点)。

・清水は直近7試合でわずか1敗(3勝3分)。この間、複数失点を記録したのは敗れた1試合のみ(1試合平均:1.4失点)。それ以前の13試合では12敗(1勝)を喫し、敗れたすべてで2失点以上を許していた(1試合平均2.8失点)。

・清水はホーム戦では現在、2005年11月~2007年3月以降でクラブベストとなる20試合連続得点中(当時も20試合)。本拠地で無得点に終わったのは2019年9月の鹿島戦が最後(0-4)。

・川崎は直近のG大阪戦で勝利を挙げ、通算3度目のJ1優勝を達成。直近5試合では2勝1分2敗とイーブンの成績で、今節勝利を挙げると10月以来の連勝を記録する。

・清水は今季セットプレーからの失点数がリーグワースト(15失点)。同クラブの直近9失点の内、5失点は同状況から喫したもの。一方の川崎はセットプレーからの得点数が今季リーグ最多(23得点)。

・川崎は今季得点を記録した選手数がリーグ最多の17名。2015年以降のJ1での同選手数としては、横浜FM(18名:2018年)、湘南(18名:2019年)に次いで多い記録。

・カルリーニョス・ジュニオは出場したホーム戦では現在2試合連続で得点中。この2試合で放ったシュート数は計10本(2得点)。それ以前に出場した本拠地5試合で放ったシュート数を上回っている(シュート6本:無得点)。

・レアンドロ・ダミアンは出場した清水戦の全3試合で得点に直接関与している。同選手にとっては、最も多く得点に直接関与している相手(3得点、2アシスト)。


横浜FC – サガン鳥栖

・横浜FCがJ1で鳥栖と対戦したのは今季が初めて(第14節:0-3)。九州のクラブとの対戦では現在4連敗中。

・横浜FCは直近7試合でわずか1勝(1分5敗)。この間、全試合で失点を喫している(1試合平均:1.9失点)。ホーム戦直近8試合では勝利と敗戦を交互に繰り返している(直近は敗戦:清水戦、1-3)。

・鳥栖は直近9試合でわずか1敗(2勝6分)。この間、複数失点を喫したのはわずか1試合のみ(1試合平均:0.8失点)。それ以前には4連敗を記録していた。

・鳥栖はアウェイでの神奈川県のクラブとの対戦で現在9試合連続無敗(2勝7分)。同対戦直近13試合でも複数失点を喫したのはわずか1試合のみ(1試合平均:0.6失点)。

・横浜FCは今季ホームでの決定機の回数がリーグ最少(12回)。しかし、本拠地での同状況からの決定率は今季リーグベスト(58.3%:7点/12回)。

・鳥栖はアウェイ戦直近6試合での被決定率が7.4%(4失点/54被シュート)。それ以前の敵地6試合での同率は17.5%だった(14失点/80被シュート)。

・斉藤光毅は今季ドリブル数(58回)とドリブル成功数(37回)がいずれもチーム最多。今季ドリブルを45回以上を記録している中では、同成功率がリーグベスト(63.8%)。

・本田風智は鳥栖が挙げた直近7得点の内、4点に直接関与(3ゴール、1アシスト)。この4点は全てアウェイ戦で記録したもの。


大分トリニータ – ベガルタ仙台

・大分対仙台の通算7試合では、大分が2勝1分4敗と負け越している。しかし、この2勝は今対戦直近3試合で記録している(1敗)。ホーム通算3試合では、昨年4月の2-0の勝利を含め五分の成績(1分1敗)。

・大分は現在2試合連続無得点の未勝利(1分1敗)。ホーム戦直近4試合でも1勝に終わっていて(1分2敗)、この間引き分け以下に終わった3試合は無得点。

・仙台は直近4試合で1勝(1分)。ミッドウィークの柏戦では5試合ぶりの無得点。今季失点した試合ではリーグワーストタイの1勝(25試合:6分18敗)。

・仙台はアウェイ戦では、現在2試合連続無失点に抑えての2連勝中。敵地で最後に3試合連続無失点を記録したのは2014年7月、同地で3連勝以上を記録したのは2012年3月から4月にかけての4連勝が最後。

・大分の今季ホーム戦の決定率はリーグワーストの7.5%(11/146)。同地での直近4試合の決定率もこの間リーグワーストの2.1%(1/48)。

・仙台は10月24日の名古屋戦(0-1)以降、アウェイ戦の1試合平均被シュート数(17:51本/3試合)はリーグで2番目に多いが、この期間に敵地で喫した失点数はリーグ最少の1。

・知念慶は自身が出場した仙台戦通算5試合では、4勝含め無敗(1分)。ただ、この間唯一先発した試合では引き分けている(川崎在籍時の2018年4月:1-1)。しかし、今年9月の前回対戦では、途中出場から26分の出場時間で1ゴール+1アシストを記録して、勝利に貢献(3-0)。

・長沢駿は自身、2017年以来となるシーズン二桁得点まであと1点。アウェイ戦では現在2試合連続得点中を含む、今季5ゴール。同選手が、最後に敵地でこれ以上の得点数を敵地で記録したのは2016年(年間6ゴール)。


湘南ベルマーレ – ガンバ大阪

・湘南対G大阪の通算27試合では、湘南が8勝1分18敗と負け越している。今対戦直近4試合でも1勝しかしてしていないが(3敗)、この白星は今季9月の前回対戦で記録(1-0)。

・湘南は現在2試合連続引き分け。しかし、直近9試合では1敗しかしていない(4勝4分)。ホーム戦でも現在、同一シーズンでは2018年11月以来となる(当時6試合連続:1勝5分)、5試合連続無敗(3勝2分)。

・G大阪は現在、9月13日以来(当時2連敗)となる2試合連続白星なし(1分1敗)。現在4試合連続失点中で、この間の総失点数は、4失点以上を記録した2試合を含む、合計11失点(1試合平均2.8)。これ以前の13試合では複数失点した試合がなかった(8失点、1試合平均0.6)。

・G大阪はアウェイ戦直近8試合で1敗(6勝1分)。しかし、この黒星は敵地での前回試合(川崎が今季シーズン優勝を決めた11月25日の試合:0-5)。

・湘南の今季シュート数はリーグ最少の191本(1試合平均8.5本)。2015年シーズン以降、1試合平均のシュート数がこれよりも低いのは、昨季の大分だけ(8.2本)。

・G大阪の今季タックル成功率はリーグトップの69.1%(320/463)。今季リーグで唯一全ての試合の同勝率が5割以上のクラブ。

・大野和成は現在2試合連続アシスト中。2018年に湘南復帰以降、これ以前の69試合で記録したアシスト数は1で、直近2試合以前は64試合連続アシストがなかった。

・宇佐美貴史は自身が出場した湘南戦直近5試合で4得点。昨年の敵地での今カードでの2得点含め、出場した同アウェイでは現在2試合連続得点中(3ゴール)。