来季のJリーグが、来年2月26日に開幕濃厚なことが7日、分かった。今日8日のJリーグ実行委員会で最終協議し、発表される。J1とJ2は2月の第4週、J3は3月13日に開幕することで、これまでのJリーグとJクラブの実務者会議で大筋合意した。当初は2月13日開幕を目指したが、コロナ禍でルヴァン杯決勝が1月4日に変更されたことなどで、選手の休養などを考慮し、この決定に至った。

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開幕日のめどが立った。約1カ月のJリーグとJクラブ間の話し合いで、J1とJ2が2月の第4週、J3が3月13日で基本合意した。J1とJ2は開幕節からフライデーナイトを実施し、2月26日実施の希望クラブを募り、他のクラブより一足先に開幕する。今月8日の実行委員会で最後の話し合いを持ち、発表される見込みだ。 Jリーグの原博実副チェアマンは「来季の日程はなるべく早く決めて、早めに発表したい」と話していた。当初は2月13日の開幕でクラブと合意していたが、ルヴァン杯決勝が1月4日にずれ込んだことで、来季開幕の変更が余儀なくされた。 本来の予定ならJ各クラブは1月4~10日の間にキャンプインするはずだった。しかしFIFAルール上、シーズン終了後、選手に14日間の完全休養日を与える義務があるため、合宿時期を遅らせる必要が出てきた。一部クラブからは「なんであの2クラブのために、他50以上のクラブの予定が狂わされる?」などの反論もあった。 来季は東京五輪、W杯予選が組まれる。Jリーグは五輪代表とA代表の活動期間中はリーグ戦を行わない方針。来年もコロナ禍が続く可能性は高く、コロナ対策の予備日をより多く確保したい気持ちは強かった。一方、複数クラブからは「政府発表で、来年2月末までは観客50%ルールが適応されるので年間シートを売りづらい。いっそ、新たなルールとなる3月第1週の開幕がいいのでは?」との意見も少なくなかった。 今季はコロナ禍で全日程70%消化で、リーグ戦が成立する特別ルールで戦った。来季は再び100%に戻す。さらに来季終了後には4クラブ降格、2クラブ昇格が実施されるため、リーグ戦が成立しないと、順位を決めることもできない。限られた予備日で、リーグが成立するか。心配なシーズンは続く。