鹿島アントラーズのFW上田綺世(22)が17日、最終節セレッソ大阪戦(19日)に向けてオンライン取材に応じ、「自力4位」への強い思いを口にした。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏はリーグ3位以内だが、天皇杯の結果によってはリーグ4位でも出場できる可能性はある。現在、鹿島は4位C大阪と勝ち点差1の5位。C大阪に勝てば4位に上がる。上田は「のどから手が出るほど点が欲しい試合になる」と勝利へのこだわりを口にし「その1点をもぎ取れたら。自分の引き出しを存分に発揮して、それ以外の仕事もこなせたら」と攻守で奮闘する覚悟を口にした。

法大3年時の昨夏、法大サッカー部を退部し鹿島に加入。「去年はガムシャラにやっていた。今年は結果にこだわりつつ、どう先発をとるか、何が足りないかを考えてプレーして。ようやく最近、結果が出始めた」と振り返る。今季はけがでの離脱がありながらも25試合10得点。初の2ケタ得点も「FWとして出ている試合を考えると決して多くない」と決して満足はしていない。今季は上田が得点した試合は全勝。自力4位へ、最終節でもFWの仕事を全うする。