YSCC横浜で“年俸120円Jリーガー”としてプレーし、今季限りでの現役引退を表明しているFW安彦(あびこ)考真(42)が藤枝MYFCとのリーグ最終戦でプロ初先発を果たした。

今季リーグ5試合目の出場となる。J3通算では13試合目の出場。

これまでの最長プレー時間は昨季の18分間だった。

最前線に入り、引退試合で自身の最長プレー時間を更新した。

安彦は18年にJ2水戸ホーリーホックとプロ契約を結び、昨年から所属するYSCC横浜でJリーガー3年目を迎えている。

Jリーグデビューは19年シーズンの開幕戦で、41歳1カ月9日で途中出場。ジーコの持つJリーグ最年長初出場記録(40歳2カ月13日)を更新した。

これまでは後半途中からの出場が多かったが、現役最後となる一戦で念願の先発出場を果たした。

この試合で得点すれば、何と、J3最年長得点記録も更新する。

現在のJ3最年長得点は、ガイナーレ鳥取のフェルナンジーニョが今年11月22日のヴァンラーレ八戸戦で記録した39歳10カ月09日。