J2ジェフユナイテッド千葉は22日、ブラジル人FWクレーベ(30)が横浜FCに完全移籍すると発表した。

アトレチコ・ミネイロ(ブラジル)やポルト(ポルトガル)北京国安(中国)などでプレーしたクレーベは、19年にエストリル(ポルトガル)からの期限付き移籍で千葉に加入。今年は完全移籍でプレーしていた。

千葉でリーグ戦65試合で24点を挙げたクレーベがクラブを通じて出したコメントは以下の通り。

「サッカーは刺激的だ。だからこそ全ての瞬間を楽しまなくてはいけないと思う。サッカー界の大先輩達は言う“サッカー選手は短命だ”と。

サッカーは愛にあふれていて、なおかつダイナミック。もし誰かが、『彼は、着ているこのクラブのユニホームに対して愛がない』と言っていたら、声を大にして否定したい。私は、集中力・献身と決意を持つ事によって、その愛情が育まれ、そして確固たるものになると肌で感じました。ただ我々選手には、始まりと終わり。というサイクルが常に付きまといます。なので、少しばかり早いですが、このクラブに最大限の感謝の意を伝えたいです。2年ではありましたが、沢山の思い出とゴールを作る事が出来ました。それは、沢山のプロフェッショナルな方々が自分の周りにいたおかげだと思っています。

信じられない程の素晴らしい経験や感動的な事が沢山ありました。悲しい事も。悲しい事とは?それはクラブの目標である、クラブがいるべき場所へ、返り咲かせる事が出来なかった事。

ただ、私は胸を張ってここを出ていきます。この場を借りて、このクラブに関わる全てのスタッフに感謝申し上げます。あなた達がいたおかげで、いろいろな事を成し遂げる事が出来ました。心の底から感謝しています。

サポーターの皆様と市原・千葉市民の皆様へ。私達家族にとって暮らしやすく、そして温かいこの町のとりこになりました。私の家族と仲良くしてくれて本当にありがとうございました。ご懇情は一生忘れません。

そしてサポーターの皆様。みなさんが私に与えてくれた愛、私のチャントを歌うみなさんの声やリズムは間違いなく苦しい時の“燃料”になりました。一生忘れません。きっと、思い出す度に哀愁を感じる事でしょう」