J3アスルクラロ沼津は10日、静岡県沼津市内のクラブハウスで献血活動を行った。

午前10時~正午、午後1時~午後3時の2部制で実施。選手やスタッフに加えて、告知を見て訪れた地域住民らも献血に協力した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、輸血用の血液不足が続いており、クラブは以前から献血活動に力を入れている。今季から10番を背負うFW渡辺りょう(24)は「僕たちは多くの人に支えられている。社会に対して何ができるか考え、すぐに行動に移せる部分は、このクラブの良さ。先輩たちが築いてくれた伝統だと思う」。400ミリリットルを献血して「小さい頃は注射が苦手だったが、今は大丈夫。少しでも役に立てればうれしい」と話した。

献血活動は今季ホームゲームでも行われる。クラブの広報担当は「ぜひ多くの方に協力していただきたいです」と訴えた。【古地真隆】