さながら、闘牛士のよう。浦和レッズのスペイン人指揮官リカルド・ロドリゲス(46)は、鹿島アントラーズのブラジル人監督ザーゴ(51)の“口撃”をヒラリと“いなした”。

ザーゴ監督は1日のオンライン取材で「監督が変わって、つなぐことを目指してやっている。なかなかうまくいってなくて、リーグ戦においては、思うような結果がまだ出ていないと思っている」と浦和の印象についてコメント。それを受けて2日、オンライン取材に対応したロドリゲス監督は「反論をしません。我々は1勝しかしていない」と“大人”の対応を見せた上で、鹿島については「とてもいいチーム。出来上がっているチーム」と反対に称賛の声を上げた。

浦和はここまで6試合を終え、1勝3敗2分けの13位。鹿島は現在5試合を終え、1勝3敗1分けの15位。両チームは3日に、浦和のホームで激突する。試合前から始まった“戦い”。どちらに軍配が上がるのか-。ピッチ上の選手だけではなく、両ベンチの指揮官の表情、そして試合後の両者のコメントにも、注目が集まりそうだ。