徳島ヴォルティスのポヤトス新監督ら、コロナ禍で来日が遅れていた新外国人監督や選手が17日、開幕から約2カ月が経過し、ようやく初めてのJリーグの舞台に立った。

開幕から約10試合を消化。コロナ禍で、20チームによる4チーム降格という、サバイバルの21年J1リーグ。すでに、横浜FCと鹿島アントラーズで監督が交代した。徳島ポヤトス監督の初采配は、偶然にも、鹿島の相馬新監督の初采配という、注目の対決だった。

コロナ禍で、緊急事態宣言下の入国制限などもあり、新外国人の合流は大幅に遅れている。その流れを、もう1度おさらいし、各クラブ、待望の新外国人のデビューを待ちたい。

 ◇   ◇   ◇

<解説> 新型コロナウイルスの影響で来日が遅れていた新外国人選手が17日の試合で続々とJリーグデビューを果たした。Jリーグは新外国人選手らの入国後の隔離施設として福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」を使用。完全非公開で外部との接触を絶つ「バブル」状態とした。

貸し切りの宿泊棟へ入った選手は14日間でPCR検査を4回、抗原検査を毎日受け、14日目も陰性ならチームに合流できる規則。2日に柏の新外国人選手など計3人の選手登録が完了し、9日に仙台の新助っ人ら計4人、16日には神戸のFWアブユ・マシカら4人が追加登録され、Jリーグ公式戦戦への出場が可能になっていた。

デビューが待たれる選手では鹿島ピトゥカ、柏ドッジ、神戸リンコンがブラジルの実力者とされ期待大。徳島DFカカや、ボタフォゴで本田圭佑と同僚だった柏FWペドロ・ハウルらも注目される。