北海道コンサドーレ札幌は19日、ルヴァン杯ホーム鹿島戦(札幌ド)に臨む。右脇腹付近を痛めて離脱していたMFルーカス・フェルナンデス(27)が試合に復帰する見込みとなった。18日、札幌市内での前日練習に参加し、準備を整えた。「痛みもなく問題ない。あとはこれから練習や試合を重ねて試合勘やコンディションを戻していけばいい」と見据えた。

4月19日ルヴァン杯アウェー鹿島戦(0●3)でプレー中、倒れた時に痛みを感じた。同23日、リーグ仙台戦に向けた前日練習中、体をひねってボールを蹴る際、再び痛みを訴え、そのままリハビリに突入した。4週間ぶりの試合へ「最大の力を発揮したい。出場すればチームに貢献して、役割を果たしたい」。出番を待ち望む。

チームにとってフェルナンデスの復帰は待望だった。ウイングバックをメインにシャドー(1・5列目)もこなすアタッカーの不在により、チームは人材不足だった。送り出すペトロビッチ監督(63)は「ケガをしないようにプレーして欲しい」と願った。同時期に離脱していたDFキムも一緒に復帰が予想され、戦力は回復しつつある。

現在A組1位は勝ち点11の鹿島。札幌は勝ち点1差で2位。すでに3年連続の1次リーグ突破の権利を手にしているが、勝てば1位での通過が決まる。フェルナンデスは「1位で通過できるかできないか、チームにとって重要な試合」と手を抜くつもりはない。1次リーグで唯一敗れた相手に2連敗で終わるつもりはない。【保坂果那】