J2ジュビロ磐田DF山本義道(25)が今季初の2試合連続完封へ体を張る。

23日のアウェー東京ヴェルディ1969戦(味スタ、午後3時)に備え、18日は磐田市内で練習した。山本義は2試合ぶりの出場に向けて調整。前節ザスパクサツ群馬戦は累積警告で出場停止だっただけに「試合に出たら次も(無失点を)継続したい」と闘志を燃やした。

今季は出場した全9試合でフル出場。定位置を確保しつつあるが、慢心していない。守備陣では伊藤洋輝(21)や大卒ルーキーの森岡陸(22)ら若手が台頭。ポジション争いは激しくなってきている。山本義は「自分の特徴でもある高さや強さで負けないプレーを見せていきたい」と、練習からアピールしていく。

昨年8月にJ1横浜F・マリノスから期限付き移籍で加入。磐田でのデビュー戦の相手が東京Vだった。ボール保持を得意とする相手との一戦では山本義の対人の強さは生きてくる。「去年から監督は変わっていないし、スタイルも同じ。大事なのは体を張る部分」と力を込めた。チームにとっても上位浮上へ負けられない一戦。連続無失点に貢献し、上昇気流に乗る。【神谷亮磨】