D組の横浜F・マリノスは、今大会最多の勝ち点14で1次リーグを首位通過した。

既にプレーオフ進出が決まっていた横浜は、開始2分に失点。しかし前半40分に高卒ルーキーMF樺山諒乃介(18)のゴールで1点を返すと、後半に一挙4得点。樺山はプロ初の2得点を記録した。

15日のリーグ戦では、鹿島アントラーズに3-5と大敗した。ポステコグルー監督は「素晴らしいゲーム内容だった。先日の試合で悔しい内容と結果を味わい、そこから何を学ぶのか、選手たちがピッチ上で表現してくれた」とたたえた。

樺山はプロ入り後フル出場がなく、かねてポステコグルー監督から「90分マリノスのサッカーができるように鍛えてほしい」と言われていた。

この日は過去最長の75分間プレー。課題の体力面をクリアしつつあり、樺山自身も「前半からミスもほとんどなく、守備でも他の選手とコミュニケーションをとりながらコーチングしてもらい、『今までの自分と違うぞ』というのを見せつけられた。交代のときもまだ走れる体力があったので、いつもやってきたことがいい形で(結果に)残ったんだと思う」と手応えを口にした。