ガンバ大阪が手痛い引き分けで首位全北現代(韓国)と勝ち点4差の2位になった。チーム唯一の得点を奪ったMF矢島慎也(27)は「それ以外にもチャンスがあった。引き分けだったのであまり意味がなかったのかな」と厳しい表情だった。

G大阪は前半6分、DFライン裏へ浮き球のパスを送られ、FWフェリペ・アモリムに先制点を奪われた。後半9分には矢島が左足でシュート。相手に当たって軌道が変わり、同点ゴールとなった。

終盤は多くのチャンスを作った。後半ロスタイムにはDF三浦弦太(26)の頭でのシュートを相手GKに阻まれるなど、あと1歩で決勝点を奪えなかった。松波正信監督(46)は「チャンスも何回か作ってはいたんですけれど、そこでのクオリティーが足りなかったなという風に、非常に悔しい一戦でした」と振り返った。

1次リーグは残り2試合。最終節(10日)に全北現代戦を残すが、首位通過は他の結果にも左右される展開だ。決勝トーナメントには各組1位に加え、各組2位のうち各地区上位3チームが進出する。松波監督は「少しでも可能性があるのであれば、この2試合は我々が勝ち点3を目指すべき。2試合を勝って、グループステージ(1次リーグ)を突破するためにしっかりと準備したいと思います」とし、7日のタンピネス・ローバーズ(シンガポール)戦を見据えた。