清水エスパルスは0-4で鹿島アントラーズに完敗して、リーグ戦で最近6戦勝ちなし(3分け3敗)となった。今季ワースト4失点を喫しただけでなく、今季9度目の完封負け。攻守で圧倒された。

出ばなをくじかれた。前半18分、中盤でボールを失いカウンターを浴び、ミドルシュートを決められて先制を許した。同44分にも失点。痛恨の追加点を奪われてリードを広げられた。選手交代で打開を図った。後半8分、今夏に神戸から期限付きで獲得したFW藤本憲明がピッチへ。加入後初出場を果たした。だが、相手の守備網を突破できず。逆に2点を追加されて力尽きた。

リーグ16位に後退した。17位以下の降格圏との勝ち点差は、わずか「2」に縮まった。次節は29日、名古屋と対戦(豊田ス、午後6時)する。停滞ムードを払拭(ふっしょく)する勝ち点3が求められる。【古地真隆】

▽ロティーナ監督 明確に相手が上回った。ホームの観衆の前で痛い敗戦。準備してきた形からチャンスもあったが、勝つためには不十分だった。

▽FW藤本憲明 中央に相手を密集させて、クロスを入れる形は何度かつくれた。後はゴール前の入り方だったり、決めきる部分が必要になる。

▽DF原輝綺 自滅した試合だった。ボールを奪った後の攻撃の立ち位置を改善していきたい。

▽得点経過 前半18分(鹿島)上田綺世 前半44分(鹿島)アルトゥール・カイキ 後半36分(鹿島)和泉竜司 後半43分(鹿島)遠藤康