金明輝監督(40)がパワーハラスメント行為で告発されているサガン鳥栖は2-1で清水エスパルスを下し、クラブ史上初のACL出場圏内3位に浮上した。

ただ試合後のオンライン会見前、クラブ広報が試合以外の質問をしないよう報道陣に通達。金監督は「選手の頑張りで勝ち得た勝利。より高みを目指して選手にアプローチしていきたい」と話した。その後、決勝のFK弾を挙げたDFエドゥアルドはパワハラ問題の影響について問われ「チームに影響はない。いつも通りに練習して試合に臨んだ」としたが「監督への信頼は揺るぎないか」との質問が出ると、広報が突然さえぎりピリピリムードが漂った。

金監督は練習で選手に足払いをしたとして3試合の指揮資格停止処分を受け8月14日の浦和レッズ戦から復帰。第三者委員会の調査で、さらなる処分は不要という結果が出ていたが、告発文書で問題が再燃していた。クラブによると現時点で日本協会やJリーグから再調査の連絡は受けていないという。