J1残留を占う直接対決に競り負けた。

18位のベガルタ仙台は勝ち点4差で追いかける残留圏16位の清水エスパルスに1-2で敗戦。今季初の2連勝を逃し、降格圏脱出に向けて手痛い1敗となった。

先制され、そのまま逃げ切りを許した。前半19分。左CKからFWサンタナに右足で押し込まれた。前半の枠内シュート数は0本。相手の高い守備力に屈した。後半2分には、DF吉野がこの試合初のゴール枠内を捉えたシュートを放つも、相手GKの正面を突いてしまい、得点には結びつかなかった。後半7分には、GKスウォビィクがボールを奪われて、決勝点を献上した。それでも、後半15分だ。FWカルドーゾがDF蜂須賀からパスを受けて、ワンタッチした後、右足を振り抜き、1点を返した。後半のシュート数は相手を上回る11本を放つも、勝ち点3を手にすることはできなかった。

J2降格圏から抜け出せない、厳しい状況が続く。残留を懸けた同じ境遇に立つライバル同士の一戦を落とし、もう後がない。残りは9試合だ。手倉森監督は「J2降格が決まったわけではないので、残りの試合で何かを起こしたい」と前を向いた。