首位川崎フロンターレは約4カ月ぶりに本拠で迎えたリーグ戦で、16位の湘南ベルマーレ相手に逆転勝利を収めた。

前半15分、湘南はFW大橋がエリア内を突破して左からクロスを送ると、ニアサイドに走り込んだMF田中が右アウトサイドで合わせて、先制点を決めた。

川崎Fは前半だけで10本近いシュートを放ったが、決定機を決められず、自陣でボールを失いカウンターを浴びる場面が目立った。

後半は川崎Fが3枚替えで流れをつかんだ。同21分には、DF山根の右クロスに東京五輪代表FW旗手がヘディングで合わせて同点とした。旗手は約5カ月ぶりのゴール。

その後は両者追加点を奪えなかったが、後半ロスタイムにドラマが待っていた。同4分、川崎F・MF家長の右からのクロスに、頭で合わせたのはFW知念。鬼木監督の先発抜てきに結果で応えてみせた。

劇的な勝利を収めた川崎Fは、ホームでのリーグ戦17試合負けなしのクラブ新記録を樹立した。