全国高校サッカー選手権県大会1次トーナメントが来月2日に開幕する。昨年、下田は部員8人で初戦突破を果たす「ミラクル」を起こした。今年4月に1年生が入部し、今年は12人で臨む。チーム一丸で再び旋風を巻き起こす。

奇跡の1勝から1年。下田は「イレブン」で戦う。昨年は8人で戦い、11人の沼津城北をPK戦の末に下した。窪田陽輔監督(40)は「8人でもやれることを証明してくれた」。今年4月には1年生が7人入部。最上級生は昼休みなどの時間を利用し、1年生の教室に直接出向いて勧誘活動を行った。主将のDF加畑颯(1年)は「去年のことはニュースで見た。僕もここで挑戦したいと思った」と入部を決めた。

今年5月の県総体後には、受験勉強に専念する3年生が6人退部。一時は部員が9人になったが、9月中旬に3人が現役復帰を志願。MF宇都宮翔(3年)はその1人で「入ってきてくれた1年生に申し訳ない。11人で戦い、去年負けた2回戦を突破したい」と目標を掲げた。

8人から12人。今年はベンチ要員もいる中で戦える。初戦は新居が相手。浜名湖に近い湖西市の同校での試合となるため、230キロ離れた会場まで車で約4時間の移動を強いられる。万全を期し、前泊で戦いに備える予定だ。人数が増えても粘り強い守備をベースに戦うスタイルは変わらない。加畑は「チーム一丸となって戦いたい」と力を込めた。【神谷亮磨】