鹿島アントラーズはFC東京を2-1で下し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏へ望みをつなげた。

10月2日の前節は最下位の横浜FC戦にホームで黒星を喫したが、約3週間の準備期間で気持ちを切り替え、鹿島らしい勝負強さで勝ち点3を積み上げた。相馬直樹監督の一問一答は以下の通り。

-試合の総括

相馬監督 たくさんのサポーターに駆けつけていただいた。前節、横浜FCさんのゲームでは、皆さんに悔しい思いをさせてしまった。我々としたら少し情けない試合をしてしまった。我々を信じて一緒に戦ってくれて感謝したい。そのエネルギーが我々の今日の勝利につながったと思います。ゲームは、お互いに勝ちを意識した、ゴールや背後を狙う縦にスピーディーな展開、球際が激しいゲームになった。いい状態でボールを拾った方が、前向きな攻撃の形を作れる流れだった。非常に風があったので。前半は我々が風上、後半は風下。前半は背後に落とされる嫌なボールがあった。我々が風に乗って素早く攻め込むことが出来た。五分の展開だったが、前半のいい時間帯にセットプレーでしたが点を取れた。相手にとってはすごく嫌な、我々にとっては勇気をもらえるゴールだったと思う。時間帯を含めてすごく良かった。後半は守りに入るのでなく、もう1点取りに行こうと。後半は東京もエネルギーが非常に高かったが、その時間を少し乗り越えられたときに、我々のカウンターからいい形で追加点を奪うことが出来ました。2点目を取れたこと。追いつかれずに終われれば3点目のチャンスもあったかと思う。そこが取れれば、もあったが、選手たちが勝ちたい気持ちを表現してくれたと思う。選手1人1人が手をつないで、チーム1つになったゲームだった。準備の中でもそう言った部分を感じ取った部分もありましたので、それをしっかり表現できて勝ちにつなげられた。今後につなげられるゲームだった。次、天皇杯があるが、そこに向けていい準備をしたいと思います。

-前半は鹿島にしては珍しいロングボールの連発だった。

相馬監督 東京さんも、かなり前からボールを奪いに来るのはある程度、想定できたことが1つ。もう1つはもう1度、自分たちの重心を前に置きたいと。ボールが後ろにあるより、前に運べるような展開。その中で相手の圧力があると、間でつなぐより、圧力がかかってる分、多少、一つ飛ばした展開になりましたが、目的とすれば、自分たちの前にポイントをつくりたい。戦うという部分を意識した時、どこかでつなぐ中で、本当に相手を上回り切れればいいですが、きれいにというか、かっこよくというか、そっちがどうしても優先してしまう。今日は本当に、我々にとっては勝利がどうしても必要なゲーム。そういうなかで、立ち上がりはああいった形で前へ重心を持っていった。