J2ジュビロ磐田は2-2で愛媛FCと引き分けに終わった。

チームは12戦負けなし(7勝5分け)で首位を死守しているが、手放しで喜べる状況ではない。守備は直近4試合で5失点。8月9日の甲府戦以来11試合ぶりに複数失点となった。

試合後の会見で鈴木政一監督(66)も浮かない表情だった。「ボールに(プレスを)行かない。マークもアバウトになって2失点してしまった。選手とコミュニケーションを取りながら改善していきたい」。失点は3バックの背後を突かれることが多いが、DF陣だけの問題ではない。

前線からのプレスやマークの受け渡しなどがスムーズにできなくなっていることも要因の1つだろう。今季も残り7試合で、J1自動昇格ラインの3位甲府とは勝ち点8差。明確になっている課題を早急に改善し、J1昇格へのラストスパートをかけたい。【神谷亮磨】

▽得点経過 前半37分(磐田)鈴木雄斗 後半14分(愛媛)川村拓夢 後半26分(愛媛)小原基樹 後半29分(磐田)鈴木雄斗