今冬の全国選手権に出場する静岡学園は7-1で富士市立に快勝し、プレミアリーグ参入戦(上位2チーム)の出場権を獲得した。

前半、MF小泉龍之介(3年)の2得点などで4点リードを奪うと、後半も3ゴールを追加。圧勝で首位をキープした。

試合内容でも圧倒した。静岡学園は前半20分、右クロスをMF小泉が頭で合わせて、先制点。県選手権で控えだったボランチがゴールラッシュの口火を切った。同26分にはJ2ジュビロ磐田入りが内定しているMF古川陽介(3年)が左足で追加点。古川は「まだまだ課題はあるけれど、自分たちのサッカーは出せた」と手応えを口にした。

後半にはJ1清水エスパルス入りが決まっているMF川谷凪(なぎ、3年)も2得点。最後は来季J2ギラヴァンツ北九州に入団するDF伊東進之輔(3年)がヘディングでチーム7点目を奪い、大勝劇を締めくくった。シュート数でも27-2。この日2点目を挙げた小泉は「チームとしても攻守の切り替えを意識してできた」と胸を張った。

次戦は県選手権決勝で勝利した藤枝東と対戦する。古川は「残り2試合のリーグ戦もしっかり勝って優勝したい」と表情を引き締めた。今季は新人戦と県総体、県選手権を制覇。今季4冠目となるリーグ優勝を成し遂げ、全国選手権にも弾みをつける。【神谷亮磨】