宮崎キャンプ中のセレッソ大阪は26日、今季初めて練習試合(30分×3本、一般非公開)を行う。相手はJ3テゲバジャーロ宮崎で、就任2年目の小菊昭雄監督(46)率いるC大阪の今季の新たな方向性が示される可能性がある。25日の練習では実戦形式の動きやセットプレーの確認を行い、選手は意識を高め合った。

昨季はチーム得点王(7ゴール)に輝いたFW加藤陸次樹(むつき、24)はこの日、オンライン取材に応じて「今年は勝負の年。昨年より多く得点しないといけない。チームの結果も求めないといけない。覚悟を持って臨んでいる」。引退したFW大久保嘉人の背番号20を受け継いだエース候補の決意だ。

昨季2得点に終わったMF清武弘嗣(32)とは、今季のゴール数を競い合う約束をしたという。「キヨ君は去年、思ったような結果ではなかったので、お互い切磋琢磨(せっさたくま)じゃないが、数字にこだわっていきたい」と加藤。先輩とともに、前線を引っ張っていく。

23日から始まった宮崎キャンプは、2月5日の最終日まで複数の練習試合をこなす予定。昨季12位に終わったC大阪は、試行錯誤しながら2月19日のJ1開幕横浜Fマリノス戦(アウェー)へ向かうことになる。