宮崎キャンプ中の横浜F・マリノスは2日、J2モンテディオ山形と練習試合(30分×4本)を行い、2-2で引き分けた。

21年8月に左ハムストリング付着部損傷で全治約半年の大けがを負ったDF畠中槙之輔(26)は、初めて対外試合に復帰して60分間プレーした。「感覚的にうまくやれたし、始動したときよりも仕上がっている。これからもっといい感じに仕上がる感じがある」と手応えを明かし、「(開幕戦に)出るつもりでコンディションをつくっています」とあらためて宣言した。

この日、畠中とセンターバックのコンビを組んできたDFチアゴ・マルチンス(26)が、海外移籍を前提にチームを離脱したことが発表された。「すごく寂しい。19年に一緒に試合に出続けて、優勝を経験して、絆も深い」と素直な気持ちを明かしつつ、「彼の考え、サッカーへの思いはリスペクトできるものもある。チアゴがしっかりと移籍先で活躍してくれることを願って、応援したい」と相棒を思いやった。

別れの際、チアゴには「味方か敵か分からないけど、また一緒にサッカーをするのを楽しみにしている」と声をかけたという。「それがかなうか、いつになるか分からないけど、そのときに『俺はここまで成長できたんだぞ』とチアゴに見せつけられたらいいかなと思う」と、戦友に成長を誓った。

 

▽横浜2-2山形 得点者(横浜)レオ・セアラ、西村