J1リーグの開幕対戦カードオンライン記者会見が15日に行われ、清水エスパルスからは日本代表GK権田修一(32)が出席した。

19日にホームで迎える開幕戦(アイスタ)の相手は札幌。昨季2戦未勝利(1分け1敗)だった難敵の印象を聞かれると「高い強度としっかりとした戦術で躍動しているチーム。覚悟を持ってやらないといけない」と表情を引き締めた。

権田は今季から主将に就任。チームを束ねる立場になり「個人のことだけでなく、チームが成長できるようにやっていきたい」。先月下旬から行った9日間の鹿児島キャンプは日本代表での活動と重なったため、不参加。チームメートと連係を深める期間は限られているが、不安はない。今月1日に行われたW杯アジア最終予選サウジアラビア戦後の隔離期間中もチームが練習している映像を見ていたという。権田は「頭の中では練習に参加していた。合流して何かが大きく変わったということはない」と自信を見せた。

今季、クラブはタイトル獲得を目標に掲げた。昨季は最終節でJ1残留が決まるなど、ここ数年は低迷が続いている。周囲からの低い下馬評を覆す覚悟で今季に臨む。「去年の成績を考えれば『何を言っているんだ』と思われるかも知れないけれど、本気でタイトルを目指していく。チームあっての個人。チームの一員として僕もハードワークをしていきたい」と力を込めた。